
不動産売買における住宅ローンの基礎知識
マイホーム購入の第一歩として、多くの方が直面するのが「住宅ローン」の選択です。人生で最も大きな買い物とも言える不動産購入だからこそ、住宅ローンの仕組みをしっかり理解することが大切です。
■住宅ローンとは?
住宅ローンとは、自宅を購入するために金融機関からお金を借り、その借入金を毎月返済していく仕組みです。一般的には、20年~35年程度の長期にわたって返済するため、自分のライフプランに合ったローンを選ぶことが重要です。
■ 金利の種類
住宅ローンの金利には主に「固定金利型」「変動金利型」「固定期間選択型」の3種類があります。
・固定金利型:返済期間中ずっと金利が変わらず、返済額が一定。将来の金利上昇リスクを避けたい方におすすめ。
・変動金利型:金利が半年ごとに見直される。金利が低いうちは返済額が抑えられるが、将来の金利上昇リスクあり。
・固定期間選択型:当初5年、10年など一定期間は金利が固定され、その後は変動金利に移行。中間的な選択肢として人気。
■ 審査のポイント
【住宅ローン】審査に通るには?金融機関が見ているポイントとは?
マイホームを購入する際、多くの方が利用するのが住宅ローン。しかし、申し込めば誰でも借りられるというわけではなく、「審査」に通過しなければなりません。
今回は、住宅ローンの審査で金融機関が重視するポイントについて、わかりやすく解説します。
■ 審査はなぜ必要?
住宅ローンは、数千万円単位の大きな借り入れ。貸す側(金融機関)としては、「この人は本当に返済していけるのか?」をしっかりチェックする必要があります。
審査の結果次第で、
・借りられる金額
・金利の条件
・ローンが通るかどうか等が決まります。
■ 主な審査基準とは?
① 年収
金融機関は年収をもとに「返済能力」を判断します。
一般的には、年収の25~35%以内の返済額が望ましいとされています。
② 勤続年数・雇用形態
正社員であれば有利ですが、最近は契約社員や自営業の方も通るケースが増えています。ただし、勤続年数が1年未満だと厳しくなることがあります。
③ 借入状況(他のローン)
車のローンやクレジットカードのリボ払い、奨学金などがある場合、それも含めた総返済負担率が審査対象になります。
④ 信用情報
過去に支払いの延滞や金融事故(携帯代滞納、クレジットカード強制解約など)があると、審査に大きく影響します。
【POINT】信用情報は自分で確認することも可能です(CICやJICCなど)。
⑤ 物件の担保評価
住宅ローンは物件自体が担保になるため、その評価額が低いと借入可能額も下がることがあります。築年数が古い、立地条件が悪いなどの場合は要注意。
⑥ 頭金の有無
頭金があると、融資額が少なくなる=リスクが下がるため、審査にはプラスになります。もちろんフルローンも可能ですが、金利条件が悪くなることも。
■ 審査に通るためのポイント
クレジットの整理:使っていないカードは解約、リボ払いは完済しておく
安定した収入:転職直後よりも、安定してからの申し込みがベター
夫婦での収入合算も検討:ペアローンや連帯保証型で審査の幅が広がることも
事前審査を活用する:本審査の前に、事前審査で条件を確認しておくと安心
■ ローン選びのポイント
金利の低さだけでなく、「団体信用生命保険の保障内容」や「繰り上げ返済のしやすさ」「手数料」などもチェックポイントです。また、将来的な収入の変化や家族構成の変化も見据えた返済計画を立てましょう。
■ まとめ
住宅ローンの審査は、「借りられるかどうか」だけでなく、「どれだけ有利な条件で借りられるか」も左右します。年収だけでなく、信用情報や物件の評価、現在の借入状況など、総合的に判断されるため、事前の準備がとても重要です。
これからマイホームを検討されている方は、まずは信用情報を確認し、事前審査を受けてみることをおすすめします。
住宅ローンは単なる「お金の借り入れ」ではなく、これからの暮らし方を左右する大きな選択です。焦らず、複数の金融機関を比較しながら、自分に最適なローンを選ぶことが、安心できるマイホーム購入への第一歩となります。
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